心象風景 ◆ ひとりごと

001_middlebg_BL.jpg001_middlebg_BL.jpg

NHKカルチャー 岐阜教室

今回はKさんの作品を紹介します。

桜の巨樹の下に立って見上げた時の感動を精緻な筆遣いで表現しています。
空の色と花の色を何度も検討し、感動した空気感の再現に取りくんだ作品です。

img001.jpg



NHKカルチャー 岐阜教室

今回はMさんの作品です。

風景をたくさん描いてきましたが、初めて真正面から動物の絵に取り組みました。
かえるを親しみを持って描いています。水面の表現に工夫がみられます。

かえる.jpeg


NHKカルチャー 岐阜教室

グァッシュ画を始めて数ヶ月のRさんの作品です。

微妙な色の変化をうまく表しています。
身構えることなく、身近なもの・好きなものを題材に選んで自分の表現力を伸ばしています。

画像-河辺怜子画.jpg


NHKカルチャー 岐阜教室

日本の象徴、富士山と桜をダイナミックに描いた、Fさんの作品です。

伸びやかな筆遣いと、理論的解釈による構成を心がけています。
毎回、季節を強く意識した表現を見せてくれます。

gihu-s03.jpg

NHKカルチャー 岐阜教室


今回はTさんの作品です。

Tさんは4年前にグァッシュ画を始めて、今では構図、色調、筆遣いも自分のものとして表現を楽しんでいます。
努力を惜しまない姿勢に頭が下がります。この作品は岐阜の四季を表したものです。

toyotasaburou.jpg

NHKカルチャー 岐阜教室


教室に通っているYさんの作品です。

季節感や空気感がすてきな作品ができあがりました。
毎回作品のサイズやテーマは変わりますが、いつも誠実さややさしさを感じさせてくれます。

gihu-s01.jpg

雪見旅


雪が見たくて越後を訪れました。

みるみるうちに雪は積もり、家も樹も道も・・・
白銀の世界とはこれかと感動しました。
雪の絵はたくさん描いてきましたが、また新しい表現ができそうです。

P1300716.JPG空白10.gifP1300717.JPG

NHKカルチャー 岐阜教室


5年目に入った NHK文化センター岐阜での
「はじめてのガッシュ画」は、
新人3名を迎えてのスタートとなりました。

過ぎた季節を確かめながら・・・
次の春を思いながら・・・

それぞれのテーマで絵がすすんでいきます。

わたしの 絵 英訳

「わたしの 絵」の文章を英文で紹介することにしました。
英訳はニューヨーク在住のマキさん、東京都在住のみい子さんのお2人にお願いしました。

My paintings

   Those sometime scenery,
   Those anywhere landscapes,
   Wishing to paint such views...

   Seeing the wind through swaying trees,
   Hearing the wind through murmuring leaves,
   Wishing to paint such sights...

   Feeling the cool breeze on my cheeks,
   Touching the vital warmth of soil with my feet,
   Wishing to paint my heart-caught pieces of scenery...


In my childhood, I painted rainbow-color birds with oils.
I was imagining the sparkling sky with seeing a reflection of light on a soft and light bird's wing.
Since then, I used a lot of different types of paint colors, but it seems as if gouache, which is a little cloudy and non-clear type of water paint, changed my painting world dramatically.

Gouache on a plain white paper shows brightness and brilliancy.
Smoothness from the water (water paint, gouache?) gives a paint brush very light touch.
It makes me feel a cozy wind is coming through.

You have not seen rainbow-color birds in my paintings for a long time.
Now I paint rainbow-color photons scattered by the birds in gouache.
I would like to paint such comfort, which revives my dear scenery in the light.

わたしの 絵

   いつか どこかで 見たような
   いつでも どこでも 見ているような
   そんな風景を描いてみたい…

   枝が 揺れて 風が 見えるような
   葉が ざわめいて 風がきこえるような
   そんな光景を描いてみたい…

   頬が 風の 冷たさを 感じたように
   足が 土の暖かさを 感じたように
   心で感じた風景を描いてみたい…


子供の頃、油彩で虹色の鳥を描いていました。柔らかくて軽い鳥の羽に光が反射するのを見て、空がきらきらと輝いている様子を想像していたのです。その後いろいろな絵具とつきあってきましたが、不透明水彩がわたしの絵の世界を変えたように思えるのです。

白い紙の上にのった絵具は、鮮やかさがあるのです。水の滑らかさが筆の運びを軽くしてくれます。気持よく風がふいてくれるようになったのです。

わたしの絵から久しく虹色の鳥は姿を消しています。でも、鳥たちが振り撒いてくれる虹色の光が残りました。懐かしい風景が光の中に甦ってくる、そんな心地よさを描きたいと思うのです。

Note ひとりごと

個展で思ったこと、NHK文化センターの教室のこと、美術館やギャラリーで感じたことなどなど、思いつくままに…。